ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

賢いご老人は、オレオレ詐欺にダマされずに「救急車」を寄付してる。

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先日のニュースで、山口県下関に住む80歳の老人が救急車1台を市にポンと寄付したという。何度か救急車のお世話になった経験から救急車を寄付することを思いついたのだという。救急車の1台当たりの金額は約2700万円、こんなに気前よく救急車を寄付するなんて、と救急車寄贈の過去のニュースを辿ってみたらあるわあるわ、奈良県の93歳のおばあちゃんが地元の吉野市に救急車1台を寄付(上の写真)したり、福岡のやはり90代のおじいちゃんが市に何と3台もの救急車を次々と寄付しているという。福岡市の場合、10年前の2008年以降、個人からの救急車寄贈が13台もあったというから驚きだ。この高齢者の気前がいい救急車寄贈でふと気になったのはオレオレ詐欺の年間被害金額だ。昨年2017年度のオレオレ詐欺によるお年寄りの被害金額は全国で何と390億円を突破しているという。救急車1台2700万円で換算するとおよそ1700台分に相当する金額がたった1年間で詐欺師に騙し取られている計算だ。お年寄りは息子や孫など身近な者にはお金をポンと出す気前の良さにつけこんだオレオレ詐欺。「救急車」も老人にはとても身近な「乗り物」のはず。行政は「オレオレ詐欺」の防止を老人に呼びかけるついでに「救急車寄贈」の話を持ちかけてみてはどうだろうか。「詐欺に大金を渡すよりも救急車の寄贈」の提案は、お金が有り余っている老人ならきっと気前よくポンと出してくれるに違いない(笑)