ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

村田諒太は、なぜ日本ボクシング連盟「山根会長」を裏切ったのか?

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マチュアボクシングの総本山日本ボクシング連盟の山根会長が、その独裁的な連盟の運営を各都道府県の連盟役員総勢333人から非難告発された事件。組織下部からのこれだけの突き上げを受ける中で、山根会長は「辞任する気はない」と強気一点張りだ。そんな中、アマチュアボクシング連盟にかつて所属し6年前のロンドン五輪で金メダルを取り、山根会長とも関係が深かったWBA世界ミドル級チャンピオン村田諒太選手が、フェイスブックに「そろそろ潔く辞めましょう」と書き込んだのだ。これを見た山根会長が「生意気だ」とテレビ番組に出演して村田選手への怒りを露わにした。その理由は、村田選手がオリンピックで金メダルを取った時「このメダルは山根会長のメダルです」とまで言ってくれたのにそれを裏切るような「発言」を今になってするとは許せないという事らしい。村田選手が6年前に口にしたミエミエの「お世辞の言葉」を真に受けた御年78歳の山根会長。あげくに「村田くんは1人で金メダルを取れる力はなかった」とまで語り、自分がオリンピックの審判に働きかけたお陰で取れたのだとまで言い放ったのだ。こんな次元の低い発言しかできない山根会長に対して今回告発した333名への支持をすでに表明している村田選手は、会長を「裏切った」のではなく「見放した」と言う方が正解のように思われる。今後、告発状を受理したスポーツ庁日本オリンピック委員会JOC)により山根会長への裁きが下されるのだろうが、それより前にボクシング界を代表する有名人である村田諒太選手が放った「引退勧告」という必殺カウンターによって山根会長は「お前はもうKOされている」状態と言えるのかも知れない(笑)