ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

フランス「日本警察は手ヌルイ」で、日本人仏留学生依然不明はどうなんだ。

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フランスから日本観光に訪れたフランス人女性がつい先日、日光で行方不明になった。警察による懸命の捜査活動が続く中、案の定フランスの家族が「日本の警察の捜索が手ヌルイ」とマクロン大統領に手紙を書いて、日本政府への強い働きかけを要望したという。この行為についてフランス人の多くは「なぜ大統領にまで直訴した」と批判する声が多かったと、雑誌「フィガロ」が伝えている。ここで思い出されるのは昨年フランスで日本からの女子留学生が行方不明になり、案の定「迷宮入り」してしまった事件が思い出される。これは明らかに殺人事件の臭いがする事件だったのに、日本の家族は「フランスの警察は手ヌルイ」と安倍首相にフランス政府に強く申し入れるよう訴えることはしなかった。国民性の違いといえばそれまでだが、お互いが法治国家なのに、フランス人家族が日本の警察の捜索能力を鼻から疑ってかかるというその「上から目線」が気に食わない。というより、日本人女子大生の殺人事件を「迷宮入り」させてしまったフランス警察の捜査の手ぬるさは一体何なのか。そこには自国民ではなく一時滞在の日本からの留学生の事件だからという安易なフランス側の捜査体制が無かっただろうか。日本もフランスもお互い先進的な法治国家とは言え、お互いの国の警察の捜査能力に被害者家族が疑心暗鬼するこうした事件はこれからも後を絶たないだろう。一度国外へ出たら「自分の身は自分で守る」しかないという「厳しい現実」を知っておくべきだと、フランスと日本で起きた2つの事件を通して学ばされた。