ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マハティール氏「ドイツはナチスを謝罪しない、日本は戦争を謝罪し続けてる」。

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先頃、92歳と高齢ながらマレーシアの首相に返り咲いたマハティール氏。37年前に首相に就任した際に「ルックイースト」政策を打ち出し、個人の利益より集団の利益を優先するイーストつまり日本の労働倫理を見習おうと国民に呼びかけた。つまり個人優先の西洋的な価値観よりも同じアジアの先進国日本を見習おうという考え方だ。マハティール氏の日本愛はこれだけにとどまらない。日本は戦争の贖罪意識から解放されるべきだといい「ドイツを見てください。誰が彼らにナチスの残虐な行為を謝罪して回れと求めているでしょうか。しかし日本は2世代前の人間がやらかしたことを謝罪しなければと思い続けている。日本が再び軍事大国になることはないという保証があれば謝罪の必要はありません」とまで言い切っている。マハティール氏のこの言葉は中国や韓国にとっては耳の痛い発言だろうが、言われてみればそうかもしれない。さらには、日本の終身雇用制度の崩壊についても「企業と社会の生産性を損なう西洋のシステムをなぜ盲目的に受け入れるのか」とマハティール氏は嘆いている。「日本人は日本固有の文化にもっと誇りを持つべきです。もしあなた方(日本人)がそう思っていないのなら私の口からお伝えしたい。『あなた方の文化は本当に優れているのです』日本の力を忘れていませんか?」。マハティール氏が「日本よもっと自信を持て」というこのメッセージが今の日本の政治家達の耳にどれだけ届いているのだろうか。