ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ソユーズ宇宙飛行士が緊急脱出、ZOZO前澤社長の月旅行のリスク度は?

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30年以上も死亡事故を起こしていないロシアの宇宙船ソユーズが打ち上げに失敗、乗っていたアメリカとロシアの宇宙飛行士2人が緊急脱出装置を使って助かったというニュースには驚きの声が広がった。宇宙開発技術では世界一を誇るロシアの宇宙船でもこんな事故を起こしてしまうものかと不安になるが、つい先日、月への周回旅行を大々的に発表したZOZOタウンの前澤社長が乗船予定の宇宙船スペースX社のファルコンヘビーの安全性はどうなのだろうか?今年の2月このファルコンヘビーの1号機が打ち上げに成功する前、スペースX社のCEOイーロン・マスク氏は、発射直前のインタビューで「身がすくむほどの恐怖」と語っているのだ。1号機の発射はなんとか無事に成功したものの回収予定だったブースター(宇宙軌道に乗せる推進装置)3基のうち1基が海の藻屑と消えている。さらに前澤社長のクルーが乗り込む宇宙船「クルー・ドラゴン」はまだ完成までにはほど遠い段階だ。記者会見でイーロン・マスク氏は「あなた自身は月へ行かないのか」と質問されて急に口ごもってしまい、前澤社長から「一緒に行こうよ」と促されるシーンがあったが、彼自身このプロジェクトのリスクを恐れているのが見え見えだった。当然のことながら宇宙船ファルコンヘビーの打ち上げはNASAの管理下のもとに行われるのだが、NASAがかつて打ち上げていた宇宙船スペースシャトルは今回事故を起こしたロシアのソユーズと違って7名もの死亡事故を起こしているのだ。32年前の発射から73秒後に起こったチャレンジャー号の大爆発はテレビ画面で見ていても恐怖を憶えたことが甦る。打ち上げ責任者のイーロン・マスク氏が「身がすくむほどの恐怖」を感じるという宇宙船発射事故、民間人初の月周遊旅行に有頂天のZOZO前澤社長にはそれなりの「覚悟」はあるのだろうか。